食品工場というヤツはとにかくデカイ。虫からすれば、ぶつからないように飛ぼうというのは無理な話である。
しかも猛烈な勢いで激しく息をしている(換気ともいう)ので、ありとあらゆる小さな虫が吸い込まれてしまう。
いったん建物の中に入り込んでしまうと、ふたたびお天道様を拝めることは稀で、相当な幸運がないと助からない。
写真の哀れなノコギリクワガタは、食品工場の壁の中に入り込んでしまい、ガルバリウム鋼板の下端隙間から外へ出ようとして半ばで力尽きた様子である。
無念そうな死骸。
死骸は引っ張り出して持ち帰った。
ホントにクワガタって大きくても小さくてもかっこよい。
一般の虫には地獄みたいな食品工場だが、貯穀害虫というヤツラからは居心地満点の楽園として狙われていたりする。
0 件のコメント:
コメントを投稿