昨年からやってる甲虫のツメダニ探しにつかった標本数は。
みじんほどの手がかりもつかめず、甲虫のさやばね下空間の探索はかなりイヤになりつつある。
みんながいらないセロファン包みシリーズの最後として、台湾のクロツヤムシ Ceracupes sp. を調べてみたが、これもダメ。
小型でも勇壮な外観。なぜに人気が薄いのか
Heterocheylidaeなどという、ひどい乱視のひとが遠目にみれば、そこはかとなくツメダニに似ているといいそうなダニがみつかっただけだ。
Heterocheylus sp.
偏光で観察すると第二脚のツメが光って不思議。
先日のアフリカ系ゾウムシのコウチュウダニ類は、まったく関連資料が見つからなかったが、Heterocheylusはいくつか論文をネットでみつけることができた。
ダニとクロツヤムシには、種ごとに特異的な関係があるので、系統や進化、昆虫地理学などを考える材料にされたりしている。
論文のなかの研究者が調べたクロツヤムシの個体数を知って腰を抜かした。
7000個体!
参考文献
Schuster. R. O. and M. M. J. Lsyoipierre. 1970. The mite family Heterocheylidae
TRAGARDH. Occasional Papers, California Academy of Sciences 85:1-42.
TRAGARDH. Occasional Papers, California Academy of Sciences 85:1-42.
0 件のコメント:
コメントを投稿