普通にいるらしいけれど分類が困難で、しかも触角とか脚とかが破損しているという、誰も欲しがらない要素満載の素敵な虫たちだ。
虫コレクターたちがお互いに押し付け合い、流れ流れて私のところにたどり着いた感じ。
まことに申し訳ないと思いつつも、寄る辺なき標本たちを一部解体させていただき、ツメダニがくっついていないかと調べてみた。
土くれではなくゾウムシ。マラウィ産とラベルされている。
膨大な種を擁するBrachycerusという属らしい。
よくよくみるとアンキロサウルスみたいで格好良い。
矢印位置の白い点は、さやばねの内部空間にいるダニ。
残念なことに、まったく分らないコウチュウダニらしきものが出てきただけだった。ミズコナダニみたいな脚だが、前ふ節にちゃんとした尖ったカギヅメがなく、ヘンテコリンな形の小さい爪間体があるだけ。属なんてサッパリ分らない。大抵のコウチュウダニは爪間体が発達しているのに、こんな脚でちゃんとホストにくっついていられるのだろうか。
それともホストのさやばねの下は密閉性が高いので転げ落ちたりしないので、安心して脚をいい加減な構造にしているのかもしれない。
一応、捨てるのも忍びないので、これも勉強の一つと思って簡易プレパラートにした。
コウチュウダニの顔をしていない。
でも胴背の毛の配列からは他にやりようがない。
スゴく短足だし、卵胎生
十字型の爪間体・・・なんじゃこりゃ。
ツメダニもでてきてほしい。
あきらめずに、ムリムリ時間をつくって、さらに他の虫もみてみよう。
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