枯れた植物をふるうと、よく採集できる種ではあるが、交尾器を観察してみた。
交尾器を取り除いた標本は、さやばねの毛が乱れてしまい恰好がよろしくない。
交尾器を観察するのに、非破壊的な方法はないものだろうか?
虫を丸ごと水酸化カリウム水溶液で煮て、透明にしてしまう方法もあるけれど、これは非破壊的とはいいがたい。
やはり微小甲虫の腹腔内体液の圧力を高めて、外部生殖器を反転させるような方法しかなさそう。
遠い未来に、ポータブル顕微MRIみたいな装置が発明されて普及すれば、微小甲虫交尾器のプレパラート作りなんて厄介な作業から解放されるかもしれない。
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