2015/04/27

交尾器抜いた虫の外観がムゴイ件

神戸市有野町で昼休みにクズの枯れ茎を叩いていると、クロオビケシマキムシCorticaria ornata が落ちてきた。
枯れた植物をふるうと、よく採集できる種ではあるが、交尾器を観察してみた。




交尾器を取り除いた標本は、さやばねの毛が乱れてしまい恰好がよろしくない。
交尾器を観察するのに、非破壊的な方法はないものだろうか?
虫を丸ごと水酸化カリウム水溶液で煮て、透明にしてしまう方法もあるけれど、これは非破壊的とはいいがたい。



やはり微小甲虫の腹腔内体液の圧力を高めて、外部生殖器を反転させるような方法しかなさそう。
遠い未来に、ポータブル顕微MRIみたいな装置が発明されて普及すれば、微小甲虫交尾器のプレパラート作りなんて厄介な作業から解放されるかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿