異物検査をしているときに、自分の指の先に扁平な白いフケみたいなモノがくっついているのに気がついた。
シャーレの隅に落としてみると目がある・・・。なにかの死骸みたい。
プレパラートにしてみると、はなはだしくヘンチクリンなヤツだった。長さ約0.7mm。
同僚がすったもんだいいながら調べてくれて、ケアブラムシの一種 Periphyllus sp. の幼虫と分かった。キモかわいい。
ツメダニの一種にも、こんな扇状毛に被われているのがいるけれど、こういう形状の毛はいったいどのような働きがあるのだろう。
たぶん、通勤途中でくっついたのだろう。異物ってこんな風に、縁もゆかりもない者同士が偶然出会っているということが相当の割合を占めていると思う。
ていうか、ナゾの宇宙から寄生体にやられているワシはどうなるとかなんとかいいながら妙なムシに気をとられてしまい、大変仕事が遅れた。まったくもって各方面に申し訳ない。
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