2016/06/25

コクワガタのクワガタナカセの一種

クワガタムシのごく一部から、コウチュウダニ類 Canestriniidae gen. spp. をほんの少し調べてみたけれど、対馬産ツシマヒラタクワガタに寄生している種以外の国内種については、文献を頼って種名までたどり着ける見込みがなさそうだった。

かつて、クワガタを飼育していたときには、クワガタナカセらしきダニをうんざりするほど見ていたはずなのだが、先日Myドイツ箱をあさり、近畿やその近隣県のヒラタやコクワを10数個体ほど調べてみると、どうしたわけかほとんど見つからなかった。
バカにしてあんまり採集していないコクワガタ Macrodorcas recta から、クワガタナカセの一種 Haitlingeria sp. ♂ 1個体みつかっただけだった。
採集したムシをあまり丁寧に掃除した記憶はないけれど、酢酸エチルで絞めたクワガタを簡単に水洗いしただけで、体表のコウチュウダニがほとんど除去されてしまうのかもしれない。

とりあえず確認できたクワガタナカセの一種 Haitlingeria sp. ♂は、三重県四日市市笹川産。やはり、宿主♂の大あご基部にみられた。

ムッチャ下手くそな標本。

胴体後端の突起はツシマヒラタにいる個体群より短い。
けれど♂の特徴というのは変異幅が大きいから、
このあたりを種の違いと考えていいのかどうか微妙。



ツシマヒラタクワガタでみられるHaitlingeria longilobata ♂と比較してみると、三重県産コクワガタでみられたHaitlingeria sp. ♂ は以下の点で違いがあった。

1.ヒトの皮膚の肌理みたいな模様が、胴背中央付近でほとんどみられない。
2.足が太く寸詰まりにみえる。
3.胴体部後端の非常に長い二本の毛は、内側の h2と外側の f2の長さの差がより大きい。

1♂観察しただけで、比較なんて口幅ったいけれど別種のようにみえる。

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