2016/10/28

ヒサゴクチカクシゾウムシ

●和歌山県新宮市に行って、仕事をしたのはもう5ヶ月ほど前になる。その折に、海に近い雑木林にちょっと寄り、小さな朽ち木をコンビニ袋に入れて持ち帰っていたけれど、このたびメデタク小さなゾウムシが現れた。

ヒサゴクチカクシゾウムシ Simulatacalles simulator は珍しい種でもなく、特に関心のある虫でもないけれど、ムキになって脚を左右対称になるように整えた。
はがせる両面テープの上に虫をくっつけてから、サランラップの微小な破片でふ節を押えた。
写真撮影後に気が付いたが、触角が傾いた状態で焦点合成処理しているので、実際より随分と短く見えてしまう点がイヤな感じ。

虫を外すときは、面相筆に含ませたエタノールを、虫と両面テープの間に流し込む。
外れやすくなったら、そっと虫を剥がして紙製台紙に移して、ラベルをつけたら標本作り終了。



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