窓を閉めているのに、ガラスの内側に小バエがたくさん飛び回っていることがある。建物のどこかに虫がわいているのかと心配する人がいるけれど、外から入ってきているだけってことも結構多い。
5~6月の今時分なら、ニセケバエの仲間が、締め切ったサッシ窓の狭い隙間を通過して部屋の中に入ってくることがある。
窓の外で集団をつくってふわふわと飛んでいるだけならいいのだが、なぜか狭いところに入ってウロウロしたがる変な虫だ。交尾のためとかってことらしいけれど、確かにペアになっているのも見かける。
ニセケバエ科はものすごく普通にみかけるのに、情報は多くない。名前を聞かれたときは、こいつは見た感じがナガサキニセケバエやね、などと適当なことを言ったりするけれど、実のところは答えに窮している。
最近、住宅などでよく見つかっている体長1.5から2.0mmくらいで、翅脈が目立たないヤツは、Swammerdamella sp. と同定している。和名は分からない。
この属は地球のたいていの国にいて、東アジアからもいくつかの種が記録されている。日本にいるのも専門家に聞けば種まで教えてもらえるかも。
この属は地球のたいていの国にいて、東アジアからもいくつかの種が記録されている。日本にいるのも専門家に聞けば種まで教えてもらえるかも。
腐植物を好むとされるニセケバエ科だが、Swammerdamella brevicornis は、ノミバエの蛹を食べてたって古い記録があり、ホントに天敵要素が確認されるようなら、食品工場などでの調査業務の考察で面白ネタとして使えそう。
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