・・・眠くなった。
生態が独特すぎて、共感をもって接しにくいような生き物は、愛でるのが難しい。
コウチュウダニを擬人化して児童文学に仕立てたら、この変な生き物への関心を世間から集めることができるかもしれない。
宿主Aの中胸背板基部にいる母を訪ねて、宿主Bの第4腹板にいる幼虫が旅をするという話はどうだろう?無限に続く暗黒のサブエリトラル・スペース(はねの下)の旅。ひたすら強力でダークな敵とか・・・。・・・・ものすごく眠くなってきた。
リンゼイの『アルクトゥールスへの旅』を劣化させたような奇書になるだけな気もしてきた。
●対馬の比田勝で採集したツシマヒラタクワガタ Serrognathus platymelus castanicolor ♂ の標本から、コウチュウダニを取り出した。大あごの基部に10個体ほどが付着していた。
クワガタナカセの一種 Haitlingeria longilobata と同定した。
H. longilobata♂ 後胴部後端が二股になって突出して、
先端に魚のヒレみたいな剛毛が生じていた。
何のためにこのような形態になっているのか不明。
H. longilobata ♀
H. longilobata ♀ 肛門周辺の剛毛。
H. longilobata の幼虫と考えられる個体。
第1脚の基部後方に、妙な太い毛が生えている。
新体操の棍棒みたいな外観で、幼虫だけにある。
古くから知られているようだが、用途は何なんだろう?
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